【2020年版】EC・通販業界の転職実績|通販天職の独自データから見るキャリア・年収・職種
「EC業界で働いてきたけれど、次はどんな仕事を選べるのだろう?」
「今までの経験は、転職市場でどのように評価される?」
「EC運営からWEBマーケティングやCRMへキャリアチェンジできる?」
EC・通販業界で転職を考える方にとって、こうした疑問は決して珍しくありません。
通販天職では、EC・通販業界に特化した転職エージェントとして、転職支援を行う中で、転職者の年齢、年収、転職先の職種、業界などのデータを継続的に蓄積しています。
本記事では、その中から2020年の転職実績を公開可能な範囲で分析し、EC・通販業界でどのようなキャリアが選ばれていたのかをご紹介します。
通販天職の転職データを通して、EC・通販人材のキャリアの広がりや、転職時の年収傾向をご覧ください。
※本記事では、転職決定者数・内定辞退者数などの社内非公開情報、個人を特定できる情報は掲載していません。構成比は、公開可能な実績データをもとに算出しています。
2020年の通販天職の転職実績から見えること
2020年の転職実績を分析すると、EC・通販業界の転職先は「EC運営」だけではありませんでした。
CRM、WEBマーケティング、WEBディレクター、EC運営、MD・バイヤー、WEBデザイナー、WEB広告など、さまざまな職種への転職が見られます。
また、転職前の業界も化粧品、健康食品、アパレル、ヘアケア、医薬品、テレビ通販、文具など幅広く、EC・通販ビジネスと親和性の高いさまざまな業界からの転職がありました。
このことから、EC・通販業界で身につけた経験は、必ずしも同じ職種だけで活かすものではなく、マーケティング、CRM、ディレクション、商品企画など、隣接する専門領域へキャリアを広げられる可能性があることが分かります。
2020年の転職時年収|300万円台から700万円以上まで幅広く
2020年の通販天職の転職実績では、転職時年収は300万円台から700万円以上まで幅広く分布していました。
2020年 転職時年収の構成比
転職時年収 構成比
| 転職時年収 | 構成比 |
|---|---|
| 300万円台 | 15% |
| 400万円台 | 45% |
| 500万円台 | 20% |
| 600万円台 | 10% |
| 700万円以上 | 10% |
※公開可能な転職実績を100%とした構成比です。
最も大きな割合を占めたのは400万円台で45%。
一方で、700万円以上の転職も10%あり、EC・通販業界では、経験や専門性に応じて幅広い年収帯での転職が行われていました。
2020年の転職実績における転職時年収のレンジは、300万円台から800万円台までとなっています。
年収は「EC経験年数」だけで決まらない
EC・通販業界の転職では、「EC経験が何年あるか」だけで年収が決まるわけではありません。
例えば、
- 売上改善の経験
- WEBマーケティングの経験
- CRM・顧客分析の経験
- ECモール運営経験
- 広告運用経験
- マネジメント経験
- 商品企画・MD経験
- データ分析経験
など、具体的にどのような業務を担当してきたかが重要になります。
同じ「EC経験者」であっても、担当範囲や専門性によって、転職市場での評価は変わります。
2020年の転職先職種|EC運営だけではないキャリア
2020年の通販天職の転職実績で特徴的だったのが、転職先職種の幅広さです。
2020年 転職先職種の構成比
| 転職先職種 | 構成比 |
|---|---|
| CRM | 20% |
| WEBマーケティング | 20% |
| WEBディレクター | 20% |
| EC運営 | 10% |
| カスタマー関連 | 10% |
| その他の専門職 | 20% |
※公開可能な転職実績をもとに整理した構成比です。
CRM、WEBマーケティング、WEBディレクターの3分野だけで、全体の60%を占めています。
一方で、EC運営だけでなく、WEBデザイナー、WEB広告、MD・バイヤー、ECディレクターなどへの転職も見られました。
EC経験者のキャリアは「EC運営」だけではない
ECサイトの運営経験には、さまざまなスキルが含まれています。
例えば、
商品を販売する経験
↓
顧客を理解する経験
↓
売上やデータを見る経験
↓
販促・広告を考える経験
↓
サイト改善を行う経験
というように、一つの「EC運営」という仕事の中にも、多くの専門スキルがあります。
そのため、これまでの業務を細かく分解してみると、WEBマーケティングやCRM、ディレクションなど、別の専門職につながる経験が見つかることがあります。
2020年の転職者の年代|30代を中心に幅広い年代
2020年の公開可能な転職実績を年代別に見ると、30代が最も大きな割合を占めました。
2020年 転職者の年代構成
| 年代 | 構成比 |
|---|---|
| 20代 | 21.1% |
| 30代 | 52.6% |
| 40代 | 26.3% |
30代が52.6%を占める一方、20代が21.1%、40代が26.3%となっており、20代から40代まで幅広い年代の転職が見られました。
EC・通販業界では、年齢だけでなく、これまで積み重ねてきた経験や専門性、そして転職先企業でどのような役割を担えるかが重要になります。
特に30代では、これまでの実務経験を活かして、より専門性の高いポジションや、マネジメントにつながるキャリアを目指す転職も考えられます。
どのような業界から転職している?
2020年の転職実績では、さまざまな商品カテゴリー・業界からの転職が確認されています。
主な業界として、
- 化粧品
- 健康食品
- アパレル
- ヘアケア
- 医薬品・薬事関連
- テレビ通販
- 文具
- WEB・マーケティング関連
などがあります。
化粧品・健康食品など「通販と親和性の高い業界」
特に化粧品関連企業からの転職が多く、通販・ECとの親和性が高い業界から、別の企業や職種へキャリアを広げるケースが見られました。
EC・通販業界では、商品カテゴリーが変わっても、
- ECサイトを運営する
- 商品を販売する
- 顧客データを分析する
- 販売促進を行う
- WEB広告を活用する
- リピーターを増やす
といった共通する業務があります。
そのため、特定の商品カテゴリーで積み重ねた経験が、別の商品カテゴリーの企業でも活かせる場合があります。
2020年の転職実績から見る「キャリアチェンジ」
通販天職の2020年の転職実績には、これまでの経験を活かしながら、職種を広げているケースも見られました。
例えば、
化粧品業界
→ CRM
アパレル通販
→ WEBマーケティング
健康食品業界
→ EC運営
ヘアケア業界
→ WEBマーケティング
テレビ通販
→ MD・バイヤー
といったキャリアパターンです。
これは、EC・通販業界の転職を考えるうえで重要なポイントです。
「今と同じ仕事に転職する」という選択肢だけではなく、これまでの経験の中から別の企業や職種でも活かせるスキルを見つけることで、キャリアの選択肢を広げられる可能性があります。
EC経験者が転職するときに考えたい「3つの視点」
2020年の転職実績から、EC・通販業界でキャリアを考える際には、次の3つの視点が重要だと考えられます。
1.「EC運営」ではなく、具体的な経験に分解する
「ECサイトを運営していました」だけでは、自分の強みが十分に伝わらない場合があります。
例えば、
- 楽天・Amazonなどのモール運営
- 自社ECサイト運営
- 商品登録
- 売上分析
- メルマガ・LINEなどのCRM
- WEB広告
- SEO
- キャンペーン企画
- 商品企画
- 在庫管理
- チームマネジメント
など、自分が実際に何を担当してきたのかを整理することが重要です。
2.「経験を活かして何ができるか」を考える
これまでEC運営をしていたからといって、次も必ずEC運営でなければならないわけではありません。
顧客分析の経験があればCRM、広告運用や販売促進の経験があればWEBマーケティング、サイト改善や制作進行の経験があればWEBディレクターなど、経験を別の職種へつなげられる可能性があります。
3.求人票だけでは判断できない情報も確認する
転職では、仕事内容だけでなく、
- なぜ募集しているのか
- 企業が本当に求めている経験は何か
- 入社後にどんな役割を期待されるのか
- 現在のチーム構成
- 将来的なキャリア
- 企業の社風
なども重要です。
こうした情報は求人票だけでは分からないことがあります。
通販天職の転職データについて
通販天職では、EC・通販業界に特化して転職支援を行う中で、2020年から転職に関するデータを公開しています。
今回ご紹介した、
- 転職時年収
- 年代
- 転職先職種
- 前職業界
- キャリアチェンジの傾向
などを年度ごとに整理することで、EC・通販業界の転職市場がどのように変化してきたのかを継続的に分析することができます。
本シリーズでは、2020年からを起点として、2021年、2022年、2023年、2024年、2025年、2026年と、同じ視点から年度ごとの転職実績を紹介していきます。
長期間のデータを比較することで、
EC人材の転職先はどのように変化したのか。
年収の傾向は変わったのか。
CRMやWEBマーケティングなどの専門職は増えているのか。
EC運営経験者のキャリアはどのように広がってきたのか。
といった、EC・通販業界の転職市場の変化も見えてきます。
AI時代の転職でも、最後は「人と人」
現在はChatGPTなどの生成AIを活用して、自己分析をしたり、職務経歴書を作成したり、自分に向いている仕事を考えたりすることができるようになりました。
AIを活用することで、自分では気づかなかったキャリアの可能性を整理することもできます。
しかし、AIだけでは分からないこともあります。
求人票には書かれていない企業の採用背景や、実際にどのような経験が評価されているのか、入社後にどのような役割を期待されているのか。
こうした情報は、実際に企業や業界を知る専門家に相談することで見えてくることがあります。
そして何より、転職は最後は人と人です。
AIで情報を集め、自分のキャリアを整理することは、これからの転職活動において非常に有効です。
一方で、最後の判断までAIだけに任せるのではなく、実際の転職市場を知る専門家に相談しながら、自分に合った企業を選ぶことも大切です。
通販天職は、EC・通販業界に特化した転職エージェントとして、ECサイト運営、WEBマーケティング、CRM、MD・バイヤー、WEBディレクターなど、通販・EC業界のさまざまな職種の転職をサポートしています。
「自分のEC経験は転職市場でどのように評価されるのか?」
「今の経験から、どんなキャリアを目指せるのか?」
「EC運営からマーケティングやCRMへキャリアチェンジできるのか?」
そんな疑問がある方は、ぜひ通販天職にご相談ください。
AIでキャリアを整理した後は、EC・通販業界を知る専門家へ。
転職は最後は人と人だからこそ、EC・通販業界を専門とする転職エージェントに相談することが、転職の失敗を防ぐ一つの方法です。
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