アベノミクス開始以来、すっかり雇用環境も売り手市場となりました。
求職者数に対して求人数は急激に増加し、平成30年5月の有効求人倍率は1.60倍となり雇用環境の改善トレンドは継続しています。
さて、あの手この手で企業もより良い人を獲得するためにライバルとの差別化を図っています。
好印象を得ている社内制度、おもしろい社内制度についてまとめてみました。
みなさんは、どの社内制度が魅力的だと思いますか?
最近とても増えている社内制度・福利厚生制度
- 住宅補助
- 家族手当(配偶者手当て・子供手当て)
- 記念日休暇(誕生日休暇・バースデー休暇・結婚記念日)
- 資格手当て
- 予防接種
- 人間ドッグ
- お昼寝制度
- 女性の月1度のお休み
住宅手当、家族手当、記念日休暇、資格手当ては、今までも存在してきましたが、再び導入し直す企業様が増えてきています。
また、大切な自社社員の健康サポートのために、定期的な人間ドッグや予防接種、社内の雰囲気改善と日常業務の効率化のためにもお昼寝制度を導入している企業様も増えてきました。
女性特有の月に1度ほぼある体の変化に対して、企業も社内制度そのもので気遣いを見せることが増えてきました。
通販業界やWEB業界のイマドキ社内制度・福利厚生制度
- PCスマホ買換代金の補助や肩代わり
- 禁煙手当て
- スポーツジム会費無料
- おやつ支給
- 書籍費手当て
- ゲームや趣味の発売日休暇
禁煙手当ては、以前から導入している企業様が美容化粧品の業界で存在していましたが、最近じわじわ再び増加傾向にあります。
また、自社商品への割引だけではなく、サプリメント等の健康食品を取り扱う通販企業様周辺から、無料として社内制度に盛り込んでいる企業様が増えています。
最近では、グリコの置きお菓子をやっている企業様も見られます。
書籍手当ては、資格手当てとは別に支給している傾向が最近見られます。特に、WEB関連書籍は1冊2000円以上が当たり前、場合によっては5000円や1万円といった高額書籍が存在し、なかなかスキルアップのためだけでは購入できないのが実情です。
しかし、新たに高スキルの人材を雇い入れるよりも自社社員の高い意識を応援しスキルアップを支援する方が安上がりになってきました。しかも、それでも先輩社員は時間を使って教えるまでの負担が発生しないという状況です。
ヲタクな趣味を持つ社員が比較的多いWEB業界では、ゲーム発売日に休暇を取れるような社内制度も用意されるようになりました。或いは、コミケ等でも休暇が取れるようになってきているのでしょうか。これが実際に社員さんのリフレッシュ効果になるのであれば良いと思います。
あまり増えていない社内制度・福利厚生制度
社内の飲み会や運動会、忘年会といった「○○会」を社内制度として新設・復活させる企業様は、あまり見られない傾向にあります。
実際に不人気な社内制度を導入しても魅力に感じられないので効果的ではないようです。
それでも社内の一体感を大切にされる企業様は、まだまだ存在しており社内制度というよりは既に当たり前として習慣の一部として飲み会やバーベキュー大会を開催している傾向はあるかも知れません。