送料無料サービス

全国で今年は花見の時期が1週間以上早くなり、
北海道オホーツク海の流氷も例年より早く解けだしているようです。
アパレルを取り扱う企業様は、業界的にも早めに商品を送り出すものの、
今年はさらに春を先取りした動きをされたことと思います。

そこで、「通販天職」内部でも女性陣が楽しそうに、
大好きなECサイトについて語っていたことから、
またふと思うことがあり、寄稿に至りました。

EC通販サイトの送料と価格設定

「よく3500円以上なら送料無料とかあるじゃない?
でも、一個あたりが1000円で3個買っても送料無料にならないのよね。
うまく出来てるよね~
4個買ったら4000円なのよ」

「1個にしたら送料おいくらなんですか?」

「1個あたりの金額は1000円程度なんだけど、
送料無料にならなくて700円も取られてしまうのよ」

以前から何千円以上なら送料無料という設定はあったものの、
物流コストが全体的に上がってくる中でこの設定を利用した際と設定を利用せず送料を別途払う差が感覚的にも大きくなってきているのだと感じました。

  • 商品1個購入1000円×1+700円×1=1700円
  • 商品2個購入1000円×2+700円×2=3400円
  • 商品3個購入1000円×3+700円×3=5400円
  • 商品4個購入1000円×4+送料無料=4000円

 

また、商品1個購入の場合と送料無料となる商品4個購入の場合を考えることが多いかと思いますが、
商品2個購入や商品3個購入の場合も改めて見直すと送料無料となる商品4個購入のメリットを私は感じました。
商品2個購入の場合は3400円ですが、商品4個購入と600円しか総額でも差が生じません。

私なら日用品や共同購入で商品数を多く購入する場合、
メリットを見出しやすいかなと思いました。

ECサイト企業と送料無料サービス

  • 送料無料サービスの廃止
  • 送料無料の金額を値上げ・値下げ
  • 商品1個あたりの金額を値上げ・値下げ

企業は、物流コストを商品1個あたりの金額で転化してしまうことも可能です。
或いは、セット販売やリピート通販で売ってしまうことで売上げを確保することも可能なケースは多いです。

一度、サービス自体をやめると復活させる時には非常に面倒という理由もあることから、
簡単には、送料無料サービス自体をやめるという選択肢を取らないだろうなと今のところ思ってます。