WEBデザイナー職の職歴を歩んできた候補者様で「もっとこう変えたらポートフォリオ良くなると思うんだけどな」と思うことが多く、
非常に理想的なまとめ方をされた方もおられ、皆様の違いがずっと気になり少しずつ個人的にまとめていました。
その結果、良いと思うポートフォリオを作成されていた方の良さが改めて分かってきました。

同じWEBに携わる身として、また通販天職に携わる者として、個人的意見も入れながらまとめました。
少しでも参考になるようなところがあり、皆様のより良い自己PRとなれば幸いです。

1.表紙

ポートフォリオ表題

(例)ポートフォリオ ~通販太郎~
表紙は、ご用意された方が良いと考えています。
ただし、シンプルで良いと考えており、あえてこだわるなら自分が好きなフォントを表紙のタイトルである「ポートフォリオ」「Portfolio」に使用すれば個性が出てきてフォントのお話になった時にも良いのかな?
作品に色を多用しているケースが多く、その手前で余白を意識させるような見せ方は良いのかなとも思います。

2.URLの記載

(例)
⇒サイト名:通販天職(株式会社ジェネシス)
⇒URL:https://www.tsuhantenshoku.com/
⇒簡単な説明:日本最大の通販特化型専門の転職サイトで、WEB関連職・EC関連職、バイヤー、コールセンター職、フルフィルメント関連職、テレビショッピング関連職、紙媒体関連職などを取り扱っています。

これは、必須項目。
レスポンシブやアニメーション、CSSで制作したギミック、SEOやSEMの施策で現状どのような立ち位置になっているのか、現場担当者様だけでなく人事担当者様も気になるところかと思います。

3.携わった職域の記載

(例)
⇒内容:WEBサイトリニューアル、WEBマーケティング(SEO、SEM、SNS)

これも必須項目。
実際に、どこの職域に携わったかのアピールになりますし、求人募集企業様もチェックしておきたいところです。

4.WEBサイトの画像

WEBサイト(スマホ版)

WEBサイト(タブレット版)

WEBサイト(PC版)

(例)
⇒カラーの写真で添付していきます。
⇒施策前・施策後のビフォアアフターがあると尚良いです。
⇒スマホ版・タブレット端末版・PC版
(レスポンシブの場合、それぞれ用意するとポートフォリオの全体的な見た目の印象も良いですし、分かりやすいです)

5.使用ツール・制作期間

(例)
⇒使用ツール:Adobe Photoshop、Illustrator、Dreamweaver、HTML5、CSS3、jQuery

現場担当者様は、実際にWEBサイトを見てから何を使用しているか見当が付くかと思いますが、
人事担当者様にも確認いただくものなので分かりやすく丁寧に記載しましょう。

(例)
⇒制作期間:デザイン約2週間
コーディング約2週間

実際に、制作物を見ていただいた後には「どうやって作ったの?」「どれぐらいの制作期間だったの?」と大抵の場合さらなる興味を持っていただいているところですので、前段階で見ていただいてからこの記述をすると順序が良いことでしょう。

6.企画書

(例)
1.課題
2.制作目的
3.ターゲットユーザー
4.自社分析
5.競合他社分析
6.デザインコンセプト
7.サイトマップ
8.提案内容

この順番は、話しやすいように変えられて良いと思います。

また、今までご用意されていなかった場合、改めてまとめ直すことで、企画段階や提案段階のことも振り返り、面接時に話しやすくなります。

7.ワイヤーフレーム

・クライアントからの要望
・分析を踏まえ、制作担当者として考えた課題点

こういったことをまとめながら、ワイヤーフレームを記載することも良い記載方法です。

クライアントからの要望はシンプルに箇条書きにし、まとめます。
ここで箇条書きにされたことは、クライアントが絶対に外せないポイントであり、強く希望する施策後の形です。

次に、この要望に対するレスポンスとして分析内容とおすすめしたことがあるはずなので記載します。

ここで、ワイヤーフレーム自体と制作上のコミュニケーションの過程を見ていただければ、募集企業の制作責任者様も少し安心して検討いただけるのではないでしょうか。

8.複数案件あればご用意していく

1番~7番までのことを繰り返していただき、2サイト目3サイト目をまとめていきます。
1サイトのみではなく、複数のWEBサイト制作に携わり、ポートフォリオを作れるようであれば複数ご用意するとスキルも伝わりやすいです。
また、企業様は現在のスキルも非常に見られているので、出来るだけ直近に制作したものをご用意すると良いです。
ただし、数年前であっても制作対象となったWEBサイトのテーマがより募集企業様に近いものがある場合は、そういったものもご用意するとアピールになる可能性はあると思います。

まとめ

クリエイティブ職として、技術を磨き続け、働く企業のため、世の中のため、良いものを制作されてきたと思います。
こだわりと信念・ポリシーを持って頑張ってこられたことですから、ポートフォリオにも丁寧にまとめ、伝えていきましょう。

デザインのことを知らない人事担当者様に対しても熱意となって表れ、必ず伝わるものです。

クリエイティブ(東京)

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