通販の求人

よくある質問

「面接で希望額を聞かれました。月額で答えたら良いのでしょうか。それとも年収で答えたら良いのでしょうか。初めての転職で分からないので、教えてください。」

目次

1. 面接で希望する給与を聞かれたら年収を答えるべき

1-1. なぜ年収を答えるべきか

なぜ年収で答えるべきかというと、それは、会社によって賞与が異なるからです。夏冬で5か月分の会社もあれば、2か月分の会社もあります。また、賞与はなく、年俸制という会社もあります。
転職希望者は、生活がかかっていますので、ついつい月単位で考えてしまいますが、給与を支給する側の会社としては、「総額いくらなのか」が知りたいので、年収を答えるのがベストです。

1-2. 自分の年収はどう確かめる?

自分の年収を確認する最適な方法は、会社からもらう源泉徴収票です。
毎年、もらっていると思いますので、前年のものをもう一度、確認しましょう。

1-3. 希望する年収を聞いている企業側は、何を考えている?

企業側も落としどころを、探っているのです。当然、その会社にも働いている社員がいますから、同年代の社員と比較してあまりにも高いようでしたら、社内バランスから、ちょっと難しいなと考えるようになります。どこの会社にもある程度の給与テーブルというものがあります。今、選考中のこの人は、自社の給与テーブルの範囲内かどうか、確認の意味で希望額を聞いているのです。

2. 年収は額面で答えよう

2-1. 手取りと額面の違い

手取りと言うのは、社会保険料、所得税などが引かれた後のものです。
実際に自分が自由に使える金です。
額面と言うのは、それらが引かれる前のもの、源泉徴収票に記載されている金額のことです。

2-2. ボーナスは含める?

ボーナスも含めた金額を伝えましょう。ちなみに面接の場では、ボーナスという単語は使わないようにお願いします。「賞与」と言ってください。
年俸制の方はそのまま、年俸額を言ってください。
ただ、年俸にインセンティブがついている場合は、直近のインセンティブもお伝えするのが良いです。
年俸は、言ってみれば、固定給です。インセンティブは、出来高です。会社の業績、個人の評価が反映されたものです。
年俸+インセンティブ=その人の年収
インセンティブを伝えれば、昨年は、一昨年は、と過去の推移を聞いてくると思います。

2-3. なぜ企業側は額面で答えて欲しいのか?

会社は給与を支払う側ですから、会社にとっては、社会保険料などを含んだ額面の方が重要なのです。
ただ、額面と言っても、1円単位まで答えなくていいです。「450万です」という感じで、1万の位で分かりやすく、簡潔に答えましょう。

3. 希望する給与の額はどう決める?

3-1. 前年の年収とかけ離れた金額を答えるべきでは無い

転職で給与アップしたい気持ちは分かりますが、あまりに前年の年収とかけ離れた希望年収を言うと、選考に影響する可能性があります。この人にそんなに払えないない、「はい、次の人」となってしまうからです。
そう言う場合は、希望額500万、最低450万と幅を持たせるような伝え方をしましょう。

3-2. 通販業界ではどういう計算をして希望の給与の額を決めると良いか?

だいたいどこの会社も給与テーブルというものがあります。年齢、経験によって、ある程度の金額が決まります。その枠内であなたの年収が決まります。

3-3. 希望の給与を低く言ってしまった場合は?

希望の給与を低く言ってしまった場合はどうなるかというと、その額で収まる場合と、ウチの給与体系だと、あなたの年齢でその金額はないので、「これぐらいになります」と返される場合と会社によりけりです。
ただメリットもあります。低めの金額なので、企業も採用しやすいです。つまり、内定に近いということです。転職を急ぐ場合には、有効な手段です。

3-4. 希望の給与を高く言ってしまった場合?

高く言った場合は、どうなるでしょうか。
それは、伝えるタイミング、内定前か内定後かで状況が異なります。内定後に、例えば、希望600万に対して550万の提示があった場合、交渉して上がるかというと、ほぼ上がりません。550万でOKなら、採用、本人が承諾しなければ、事実上のお見送りです。企業からすると、内定取り消しはできないので、希望額より下の金額を出して本人から辞退という流れを選択させるのです。
内定前の場合は、交渉の余地ありです。ただ、この会社で600万もらっている人はいないですよとか、600万以上は「課長」という役職がつかないと到達しないですとか、水面下の情報はコンサルタントが知っていますので、直接お問い合わせください。